少し前にNHK BSのにっぽん百低山で吉田類さんが龍王山に登っているのを見て、いい所やな~って思ってで行ってみたくなった。
さっそく山友に話してみたら、いこいこ!ってことでルートを考えてくれて土曜日に行ってきた。
朝8時過ぎに、近鉄の大和朝倉駅を出発。
コンビニを経由して、登山道に入る。
ただ、登山道がはっきりしてなくて、リボンのついた木があったので、それに沿って登り始めるも、どうもYAMAPのルートから少し外れてる。
どこでも歩けてしまうような場所で、方向を見失わないようピンクのリボンの木とYAMAPのルートを見ながら登る。落ち葉がふかふかで、足首くらいまで埋まるので結構歩きづらい。

なかなかルートに合流できないまま進んでいると、斜度がきつくなってきた。
急斜面を両手で地面をつかみながら、落ち葉で滑る足を必死に踏ん張って、四足歩行。
笑っている場合ではないのだけど、自分のぶっさいくな恰好を想像して笑いが止まらなくなって、腹筋も痛い。写真撮ればよかったが余裕なし。ところどころ足跡があり、同じ道を進んだ人が居たみたい。
2人で笑いながら、でも慎重に進んでいると友達が、自分たちより少し西よりに人がすたすた歩いてるのを発見。あ~、ルートはあそこか~。
四足歩行作戦をなんどか繰り広げ、無事にルートに合流できた。
ルートに合流した後はめちゃくちゃ歩きやすい道。白山を経由して向巻山へ。
急に岩々したところに出たり、飽きない。

向巻山山頂到着。たくさん人が休憩してたけど、スルーして龍王山へ向かう。

標識も出てきて分かりやすい。すごい安心感。

いったん車道に出て、歩いていると「ぐあ~ぐあ~」と騒がしい声がして、何なん?
と思ったら、養鶏場? 違う!アヒル!!
建屋が5,6棟あって、こんなに大量のアヒルを初めて見た。これ何用なんだろう…北京かな…

また少し登るとあっという間に龍王山山頂。天気よくて景色最高。葛城山、金剛山が左手に見えていて、右には明石海峡大橋が見えるみたい。なんとなく見えてる?気のせいか。

三角点はこれかな。

龍王山の山頂からはどんどん下って。途中険しい場所もあり。

無事に山野辺の道まで下りてきた。ここから日本酒の神様の大神神社目指して歩く。

途中でにゅう麺休憩しようとテラス席のあるお茶屋さんに入った。
有名な三輪そうめんのにゅう麺。なのにひんやりわらび餅のメニュー見て、どうしても食べたくなって私はわらび餅を選択。柔らかくて美味しい。にゅう麺も味見させてもらい、あったまって美味しかった。

山野辺の道はイベントしてたのか、たくさんの人が歩いていた。
舗装されている場所も多くて歩きやすく、神社がたくさんあっていい雰囲気。2kmほど歩くと大神(おおみわ)神社に到着。山野辺の道から入ると横から入った状態で、これは祈祷殿だったみたい。

祈祷殿のなかに大きな杉玉がつるされていて、テンションあがる。さすがお酒の神様。

拝殿となでるとご利益のあるうさぎは長蛇の列でびっくり。

手前に見えている3本のお祓いの棒は、セルフお祓い。
初めて見た。やり方が書いてあったので、セルフお祓いして参拝終了。
後から調べると、大神神社は三輪山の麓にあり、山自体が信仰の対象になっている神聖な場所。
毎回やけど、こういうことも事前に調べて行くようにしないと…
ここに来たのは奈良のお酒、みむろ杉の蔵があるからだったけど、直売所はあまりにも混んでいて、本店にも行ったけど、ぴんとくるものがなく、なやんだあげく酒かすだけ購入。残念…
ガーミンはにゅう麵のお店で止めたので15㎞。トータルは17㎞くらい。

終わった後は、南の山に来た時の定番の堺東の西口商店へ。
眉毛の凛々しい看板犬の小春くんの熱れるお出向え。嬉しい。

折角なので奈良のお酒をお願いして、お刺身と一緒に。白子が美味し過ぎる。

お腹ペコペコで餃子とかグラタンとかたくさん食べて。どれも美味しいから幸せ。
最後は粕汁で〆。幸せ過ぎた。

歩いた距離はそれほど長くないのに、前半の四足歩行が効いたのか、帰ってからぐったり。低山とは言え、しっかりルート確認を事前にしておいたり、準備が大事と改めて思った。
しかし、自然のなかで運動して、お腹ペコペコで美味しいものを食べて飲んで、ってこんなに楽しいのかな。次はどこにいこうかな。