毎年一回、我が家の慰安旅行として母と旅行に行くようになり、もう10年くらいたったかな。
錦帯橋とか行きたいな~って夏過ぎから母がつぶやいていたので、山口県に行くことにした。ホテル、新幹線をバタバタと予約し、あっという間に当日。
今回、私が50歳になったので、念願だったJR西日本のおとなび会員となり、おとなびグリーン切符を入手!
23000円で3日間JR西日本区間が乗り放題。新幹線の指定はグリーンで6回指定可能!
人生初のグリーン車!やっと、おとなになったなあ(笑)
朝9時の新幹線を予約、母と一緒なので余裕をもって動きたく、朝ごはんはゆっくり新幹線で食べよう!と早めの7時半には家を出た。
バスに乗って最寄り駅に着いたら、なんと電車が人身事故_| ̄|○
新大阪に行くのに電車が止まってしまい、どうしよう…こんな時にまで対応力を試されるのか。
タクシーでひと駅先のJRまで行こう!とタクシー乗り場に行くと既に長蛇過ぎる列…そりゃそうか。考えることは同じ。
とにかく9時までにJRにだとりついて新幹線予約変更、新岩国の酒蔵で予約している見学時間変更せねば!
と、とりあえず、2.3㎞先のJRの駅まで歩きつつ、流しのタクシーを拾おうと、80歳の母も頑張って歩く歩く。火事場の馬鹿力。
結局空いてるタクシーは捕まらず、空腹のまま2.3km離れたJRの駅まで完走。
私には何てことない距離やけど、おかん、ごめんなぁ…
たどり着いた駅で新幹線は1時間後に変更できたけど、まさかのJRも電車が遅れており、普通は1時間弱で着く新大阪についたのが2時間後の9時半。
お腹ペコペコ、すでにくたくた。
蔵見学の予約も変更せねばと新幹線を待つ間、酒蔵に連絡。
ネットで酒蔵見学予約していたものですが、と伝えると「は?蔵見学???」
全くネットは見ていなかった様子。
時間が遅れるのですが、変更できますか?と聞くと「何時でもいいですよ~。来てくれた時に案内しますんで」 って。予約変更しないとと、焦ってたけど、どっちでもよかったっぽい(笑)
なんとか新幹線で朝ごはんも食べ、広島で乗り換え、新岩国駅到着。
駅から見えてた酒蔵。でかい…
駅から蔵までは徒歩5分程度。
直売所に行くと、笑顔で優しそうな男性の方が迎えてくれて、見学+有料試飲をお願いして、すぐ蔵に案内してくれた。
とにかく、蔵の方のトークがマシンガンで面白く、
酒造りの様子を身振り交えて激しく教えてくれた。
蔵の社員さんは4人!だそうで、お米の洗いと水につける時間は秒単位で管理してるとか、発酵しているタンクの中を見せて頂いたり。
タンクの部屋は、入るとほんわりお酒の香りが。
今は1本しかお酒が入っていないけど、発酵で酸素濃度が低くなりで息苦しくなるので、気を付けない場所。命がけだそうです…
お酒をかき混ぜる長い棒も持たせてもらったけど、長いし思い。これでぐるぐるやるだけで、相当きついな。お酒造りは筋トレ、って言われていました(笑)
これは搾りの機械。白いところにフィルターがあって、酒かすをはがしながらの作業も大変だそうで。
こんなに中を見せてもらったのは初めてだったし、案内してくれた方の熱い思いがひしひしと伝わった。
想像をはるかに超える体力を必要とするし、24時間状態を気にしながら作る日本酒。
大変だけど、飲んで「美味しい!」と言ってもらえるその笑顔を見るのが何よりも励みになるから、そのためにお酒作ってます、って。
大事に飲ませて頂かなければ。
見学後は純米酒3種のきき酒。
一番飲みやすかった、真ん中の錦帯橋をお買い上げ。
試飲中も磨いたお米の標本を見せて頂いたり、中身の濃い見学だったな。
最後に、蔵に来て一番に目に入った大杉玉を持ち上げる。
ポーズは蔵の方からご指導いただきました
大杉玉のなかはこんな。
5年に1回作り替えるそうだけど、杉を集めてくるところからで、相当の重労働だそうで。
充実した酒蔵見学でした。
ここからは、錦帯橋へ!
移動はバスだけど、なんとバスが1時間に1~2本。
観光バスや自家用車で移動する人が多いのかな。
タイミングよく、すぐにバスに乗れて、錦帯橋に到着。
写真で見ていて、急な勾配をどうやって登るのか?って思ってたら、階段だった!
橋の裏側がまた、かっこいい。
錦帯橋→新岩国のバスと新岩国→新山口の新幹線の時間の都合で、足早に見学、お昼もレンコンコロッケの食べ歩きで済まし、そそくさと新岩国へ。
ギリギリ新幹線の時間に間に合い、自由席に飛び乗ったけど、貸し切り列車!
土曜日の午後の新幹線ってこんなにすいてる?
無事に新山口に着き、在来線で湯田温泉へ。おっきい白狐さんがお出迎え。
ホテルに着くとチェックイン待ちの人がロビーにわらわら…
待つこと1時間。しかも、待っている間に旅行割のワクチン証明をご用意くださいと言われているのを聞いて「え?ワクチン証明???」
いつも使ってる予約サイトで自動で適応されてたので、そんなもの必要とは全く思っておらず…マインナンバーカードがあればアプリで対応できると言われたけど。
マイナンバーカードなんて、失くすとあかんから持ち歩いてないし。詰めが甘いな私…
母はもっていたのだけど、割引には宿泊者全員の証明がいるとのこと。でも、通常料金で泊まることはできたので、よかった。
気を取り直して夜のお楽しみへ。
おなかぺこぺこで、調べておいた居酒屋さんへ!
お疲れ様でしたのカンパイ。
お刺身は外せない。新鮮でぷりぷり。
地鶏のたたきも美味しい。
となると、日本酒。山口の長陽福娘の純米吟醸雄町。飲みやすい~
瓶を持ってきてくれないのが残念。ビールはチェイサー。
鯖の塩焼きが美味し過ぎて、アジも追加。
お酒も東洋美人を追加して。
焼きおにぎりでフィニッシュ。
お腹いっぱいになり、のんびり歩いてホテルへ戻る。
ホテルは、畳の上にベッドの和洋折衷だったのが、めちゃくちゃ寛げた~