飛騨高山走ったあとも脚に故障とか痛みもなく、筋肉痛もそれほどなかった。
けど、眠気がすごい。この1週間毎日10時間くらい寝てるのに、まだ眠い…
いつまで続くのか、この眠気。
*******************
飛騨高山ウルトラマラソンの続き。
ガーミンがおかしくなった55キロ付近。とりあえず、57キロ地点の飛騨牛エイドまでそのまま進む。
この大エイドの付近は応援がすごくて、カニの被り物だったり、チアガールだったり、とっても盛り上げてくれるので、笑顔でありがとー!と答えつつ走る。
たしかこの辺で、チャイナドレスを着てけん玉しながら走ってる71㎞のランナーさんもいたな…。見てて楽しいけど、しんどいだろな。
エイドの入口が思いのほか遠い。去年がっくりしたのを記憶していて、心構えができてると、遠さも気にならない。知ってるって、すごいことやな。
第3関門でもある丹生川支所エイド、1時間以上の余裕あり。よしよし。
トイレをすまして、お待ちかねの飛騨牛!
甘くておいしい~~~!!!最高!
この横に、大好きなみたらし団子もあり、もちろん1本頂いて、シソジュースも飲んだ。さらにはモルテンのドリンクが出てて、担当しているおばさんが、
「美味しくないよ~、美味しくないから少しだけ入れるね」って美味しくないアピールがすごかった(笑) 確かに美味しくないから、ちょっとだけ飲んだけど、元気はでたのかな~
去年はここでゆっくりしすぎたので、食べたらすぐ出発。ここから千光寺の激坂に向かう。わくわく!!
おかしかったガーミンも一度止めて再度スタートさせたら問題なく動いた!よかった(とこの時は思った)
千光寺への坂道はほんとき急で、こりゃ走っても仕方ないか…と諦めもついて延々歩く。
途中で応援の人が「あともうちょっと!」っていってたけど、あなたのもうちょっとと私のもうちょっとの差があって、全然つかんやん…
とは言え、終わらない坂はない!赤い門の横顔が見えてきた。前に着くんちゃうんか~
一年越し、憧れていた千光寺までこれた!
門をくぐると108段の階段。煩悩を振るい落とそう。
距離が短いので問題なくクリア。
上がったら右に向かうとエイドだけど、もう少しあがった本堂で完走を祈ってからエイドへ。
登ったあとは下りがくる訳で。
延々とまた下る。くだりになると胃が気持ち悪くなるのはなぜ?
美しい風景を見ながらぼちぼち下る。残る登り坂はあと1つのはず。
この関門を超えれたらなんとかなるか?と想定していた第4関門到着。
14時前に到着したので、まだ1時間の余裕あり。よしよし。
この関門はランナー一人一人の名前を放送で呼んでくれて、関門通過おめでとうございます!って祝福してくれる。
さてここは何があったっけ?
トラフグから揚げ!!めっちゃおいしい! 岐阜でトラフグ???
トン汁も最高。胃があったまっていい。残すのが嫌なので、量を半分にしてもらえますか?とお願いすると、おかあさんたちが、快く「はい、半分ね!!」とにこにこで答えてくれて、感謝~
このエイドからしばらくは平坦な道が続く。
応援には笑顔で答え、並走するランナーさんと、やっと雨がやんできましたね~、こっから平坦で刺激がないですね~なんて話をしながらのんびり進む。
このあたりで、ガーミンにペースが出てこなくなった。
ペースが分からんってどうしたらええん…一回止めてるから距離と時間もスタートからのものではないし。どうしよう。とにかく、エイドに書いてる次のエイドまでの距離だけを頼りにすすんだ。すごい、迷子な気分。(冷静になると、ガーミン止めて設定しなおしたらよかったんやん…対応力ゼロ)
いくらか進んだら、こんな看板が。はい、ここから100㎞チームは遠回りしてラスボ坂に行くんですね…
信号で案内してくれていたおじさまが、こっから5kmで登りね~って的確なアドバイス。
ついに来たラスボス坂の入り口。ゆる~い坂なんだけど、延々終わらん・・・・
50歩100走が厳しくなってて、100歩100走、130歩100走とか、歩きが多くなったけど、全歩きでないのでOK。
終わらんと思ったラスボスも終わり、最終関門に到着。
余裕が1時間ちょい。あと6.7㎞! ここでゴールは出来ると確信。
清見サイダーを高校生がついてくれた。ありがとう。
おすすめされたどぶ汁。大豆と出汁でできてるそうで、激うま!!HotとIce両方用意してくれている優しさ。Hotでお腹を温めた。
あと、6.7㎞が長くて。
ペースが分からないから、近くのランナーさんのペースに合わせて走ってみたり。
95㎞からは1kmごとに表示が出てきた。最後の最後まで応援があって、笑顔で答えていたら、「いい笑顔!」って声も頂いた。この大会中、「いい笑顔!」って10回以上行ってもらえたので、ニヤニヤして走れていたのは確実。
これを見たときは、ついに来た!と、感動した。でも98キロあたりから腹ペコ…
この1kmが長い!
最後、ゴールまでに少し登りがあるのだけど、手前の信号待ちで、あ~最後も登りか!
ってつい口に出してしまったら、信号の案内してくれてたおじさまが、「斜度は10度以下、大丈夫!」って励ましてくれた。
この坂、というよりは最後の数キロ。去年は全く走れなかったのに、今年は笑って走ってるよ、私。人間って成長するもんだな~
ゴール手前では「お帰り!ようやった!!」とか「もう大丈夫や、よく走ったな~」って暖かい声援をいっぱいもらって。
嬉し過ぎて笑顔満開で走ってゴール!ここでも名前と事前に書いていたメッセージをよんでくれた。
「経験したことのない世界を見てみたい」と書いていたようで(忘れてたわ)
泣いちゃうかと思ってたけど、大爆笑ぐらいに笑ってゴールできた!
着替てシャトルバスに乗り込むと、市長さんがご挨拶に来てくれて「来年も走りに来てくれますか!?」
の声掛けに、低いトーンの「はーい…」が笑えた。あのタイミングで、絶対来ます!って言えなかった。
ホテルに帰って改めて、参加賞?と手紙を見ると、「手紙を書くことしかできませんが」って書いてくれてる。充分すぎる応援ですよ。
ほんとに楽しかった、飛騨高山。
振り返りながらまたニヤニヤしてる。来年、どうするかな~